ひさしぶりの人生劇場!

ひっさしぶりに、怒りの鉄拳!
イタリア人に、してやられた。
だんなとの長引くケンカもぶっ飛んだ。

こういうイヤなことは、書き留めるより、早く忘れてしまう方がいいのですが、どうにも怒りが収まらないので、書いてスッキリしてしまおうと思います。

それはおとといの夕方。
上に住むシニョーラがだんなを連れて、ピンポ〜ンとやってきて、いきなり怒鳴りまくった。
「あたしの車がこすられているのよ!あんたがやったんでしょ?」

「?????」

怒鳴りちらしているもんだから最初はよく意味がわからなかったのだが、つまり、家の前に停めてある、彼女のシルバーの車の左前方にブルーの小擦り傷があって、その後ろの後ろ(つまり彼女と私の車の間には、もう1台車がある)に停めてある私の車(ブルーのTwingo)の右後方にシルバーの小擦り傷がある。
キズの高さはほぼ同じ。
彼女の夫が、足を使ってキズの高さを計ってみせ「高さも同じだし、色も合うし…」とか、ごちょごちょいっている。

だから、私が縦列駐車するためにバックしたときにこすった、と、いちゃもんをつけにきたのだ。

私はいった。
「このキズは前々からあるものだし、だいいち、縦列駐車するのに、こんなに前まででるわけないでしょう?」

すると彼女は、「そんなことは知らないわよ!もっと前に空きスペースがあるかどうか見る為に、前にでたんじゃないの?」とまくしたて、さらに、「私は車がぶつかった音を家から聞いたのよ。その後、しばらくして外を見てみたら、あなたの車が停めてあった。その前はなかったのに」

私も頭に来て「なにそれ。別に、すぐ見たら、私がちょうど駐車しているとこだったってわけじゃないんでしょう? で、あなたは、私があなたの車をこすって、そのまま知らんぷりしてるっていいたいわけ?」

「そうはいってないわ。あなたは気づかなかったのよ!」
「だって、音がしたんでしょう?あなたの家まで届くような音が!そしたら私だって気づくわよ」
「聞こえなかったんでしょ。とにかくあなたがやったのよ!」

とにかく「Sono sicura che.....!」(私は確信している)を連発して、私が犯人だといいはる。

私はいったん引くことに決めた。もう頭がいたくなってきて、言い返す気力もなく、こういうイタリア女は、何をいってもつじつまが合わないことを平気でいい返してくるから、とうてい勝ち目はない。

「わかったわ。金を払えっていうなら払うわよ、それであなたの気が済むなら。でも、もうじき夫が帰ってくるからちょっと待ってちょうだい」
こういうとき、我が夫は非常に頼りになる。決して逆上せずに、冷静にやり返すのがうまいのだ。

だんなが帰ってきてからは、当然のごとく、私の車を彼女の車の横にもってきて、現場検証。
案の定、キズは微妙に高さが違っていて、彼女の車のキズの方が高い位置にある。
しかも、私の車のバンパーはかなり外へでているので、それが擦った後がないのが絶対おかしい。

すると、彼女のバカ夫は、こういいはなった。「車がぶつかった衝撃でバンパーはへっこみ、車体が少し持ち上がったのかもしれない」

おまえ、バカも休み休みいえ!

だんなはすかざず「ああ、なるほど。妻の車はゴムでできてるっって訳か。自由自在に形がかわり、へっこんだり元に戻ったり、上がったり下がったりするっていうわけか? だいたいボクたちは、こんなささいなキズに払うお金がもったいなくて、近所つきあいを悪くしようなんて思わないよ。本当にやったのなら、謝ってすぐ弁償するさ。でも、どうみたってこのキズは合わないよ」

その後、さずがにバカ夫は非を認めたらしく「ok,ok」といって去って行こうとしたが、彼女の方は「警察を呼ぶわ!」といいだす始末。
だんなが「どうぞ、どうぞ。呼びたければ呼べばいい」というと、バカ夫が彼女をなだめすかして、去って行った。

信じられん!!!
何の確信もないのに、ここまで思い込むってどういうの?
友達とまではいかなくても、それなりにあいさつしたり、道で合えば立ち話ししたりしていた仲だったのに、いきなり豹変するんだから。
でも、これがイタリア人なのだ。

しかし…。
私はだんなから「キミは何も言うな。彼女と同じレベルに落ちるな」といわれ、現場検証のときはおとなしく家にいたのだが、これがどうもいけない。

後から悔しさがこみあげてきて、いてもたってもいられない。

私はだんなにいった。
「悪いけど、もしまたこういうことが起こったら、私はレベルを下げて、私だって言いたい放題いいます。もちろん、イタリア人相手の無秩序な言い合いには絶対勝てやしないだろうけど、こんなふうに悔しさを溜め込むよりはマシよ」

彼女は今頃、ご近所中に車のキズを見せて、私がやったといいまくっているに違いない。

おまけですが、娘の攻撃もなかなか素晴らしかったそうです。
私が駐車したとき、彼女は助手席にいたので、娘はシニョーラに向かって「家にいたあなたに音が聞こえて、私に聞こえなかったなんて、へんよね」と平然といってのけ、シニョーラが我を忘れ「何行ってるの? 私は40のシニョーラで、あなたはまだ中学生でしょ?」というと、だんなとふたりで「Che centra!!!」(何の関係があるんだ!?)と言い返したそうです。

ホントにね、イタリアに暮らしていくには、もっともっと強くならないとね。
突撃されたときに、ものおじせずに言い返す、というワザを身につけないと、生きていけませんわ…。









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by natsuki-suzuki | 2012-05-10 19:25 | 毎日
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