2011年 03月 11日
イスラム陶器 青の神秘
色彩豊かなイタリアのマヨルカ陶器も魅力ですが、こんな感じの青いイスラム陶器にも心が揺れます。
これは近所に出ていた露天で見つけたもの。黒人さんが売っていたので、イスラム陶器といってもアフリカのもので、中近東のものではないのかも?
でもちょっとウズベキスタンのリシタン陶器に似てないかなあ、なんて勝手に思ってます。
そして、もともと日本の染め付けや印判が大好きだったのと、
新しいキッチンが、こんな青々したタイルでできているせいか、よけい青に惹かれる今日このごろ…。
このキッチンのタイルは、前にも書きましたが、アマルフィー海岸南端にある陶芸の街、ヴィエトリ・スル・マーレのもの。
南イタリアのマヨルカは、スペイン経由のものの影響もあるけど、イスラムから直接入ったものもあるので、やはりちょっとアラブっぽいような、異国っぽいような柄もあるんでしょうね。
もともとどうゆうわけか、そのものズバリではなくて、いろんなものがミックスされた、料理で言えば無国籍料理みたいな感覚が好き。
(無国籍…根っからのボヘミアンなんだな、私は)
なのでインテリアにしても、すべてモダン、あるいはすべてアンティーク、は息が詰まる。
混沌といろんなものがうまく混ざり合っている状態がいい。
とかいっちゃって、実はそれがいちばん難しいテクニックで、偉そうなことをいうわりには、全然極められないんですけどね、我が家!
この写真は、インテリア雑誌からとったもの。私が今、すごく惹かれるキッチンテーブルのイメージです。
かしこまったテーブルクロスとかはなくて、むき出しの大理石のテーブル、食器は青を基調としているけど揃ったものではなくて、柄は皆バラバラ。カッコイイ…。
❉イタリア国内に数々ある、マヨルカ陶器の街を回ったときの旅エッセーを連載しています。ご覧下さいませ!
「イタリアあっちこっち陶器の街」
❉絵画販売 web shop site 『SALONE』
by natsuki-suzuki
| 2011-03-11 07:03
| 毎日